香川大学 創造工学部 准教授 兒島 雄志
- 専門分野
- 人工知能、数理最適化、画像再構成
- 主担当コース
- 情報コース
- 担当科目
- ビッグデータ解析
自己紹介?研究紹介
?人工知能（AI）は多くの分野で活用が進んでいますが、その判断や予測の根拠が人間には見えにくいという課題があります。とりわけ医療や法令、行政など、社会的説明責任が求められる分野では、判断過程の不透明さが AI の導入や活用を難しくする要因となっています。私は、AI がどのように情報を処理し、どのような理由で結論に至ったのかを説明?解釈できる仕組み、すなわち「説明可能 AI」や「解釈可能 AI」の研究に取り組んでいます。この考え方は、AI を安全かつ信頼して活用するための基盤技術であり、人と AI が協調して意思決定を行う社会の実現に向けて重要な役割を担います。数理科学とソフトウェア工学の知見を生かし、理論と実践の両面から研究を進めています。
Message
－受験生の皆さんへ－
AI は私たちの生活のあらゆる場面に広がっていますが、「AI がなぜそのように判断したのか」を人が理解できることが、これからの時代に欠かせません。AI を“魔法”のように使うのではなく、その仕組みを理解し、人が納得できる形で活用することが大切です。私の研究室では、AI の判断過程を説明?解釈できる仕組みを探り、信頼できる AI によって安全で高度に発展する社会の実現を目指しています。数学やプログラミングといった理論?技術に加え、社会的?倫理的な視点も踏まえながら、AI のあり方を探究しています。創造的な発想で、AI を信頼できる形にしていきたい人を歓迎します。一緒に、新しい未来をつくっていきましょう。
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